カイロプラクティックの正規資格を持っている人は国内に1000人くらいしかいない事実

いつもカイロプラクター原田勇人のブログをお読み頂きありがとうございます。本日も最後までお付き合いください。

今日のお話はカイロプラクティックを行う「カイロプラクター」のお話し。

カイロプラクティックを受けてみたいけど、どこに行ったらいいかわからない。どこも一緒なの?なんて思っているあなたに送ります。
あなたは「カイロプラクター」になるには国際的に認められた学校で4年以上の勉強をしないといけないって知ってましたか?
しかも国内にはほんのわずかしかいないという事実はあなたは知らないことでしょう。

 

カイロプラクター [Chiropractor]

最近は首都圏や大きい街にでたりするとカイロプラクティックの看板を見かけるようになりました。
なのでカイロプラクティックという単語を聞いたことはあるという人は結構増えてきていると思います。

しかしながら日本ではカイロプラクティックという言葉だけが独り歩きしてしまっていて、その中身は結構でたらめだったりもします。

とりあえず背骨や骨盤をボキボキと矯正して姿勢を整える仕事と思っている人がほとんどだと身をもって感じています。

カイロプラクティックを受けたけど、整体と何が違うかよくわからない人も沢山いると思います。

なぜならそんなカイロプラクティックはデタラメだからです。

カイロプラクティックがわからないという人はまずカイロプラクティックとはを読んでみましょう!

 

5%未満しかいないカイロプラクター

日本国内においてカイロプラクティックと名前がついているお店は3万件を超えていると言われています。

この3万件全てが一人でやっているわけではないので、おそらくカイロプラクティックを行っていると謳っている人は5万人近いのではないでしょうか。

その中で正規のカイロプラクターと呼べる人はおよそ1000人前後です。もはや2%です。

皆さんが受けているカイロプラクティックはその2%のカイロプラクターによる施術ですか?

 

カイロプラクティックの教育と資格

カイロプラクターになるには、WHO(世界保健機構)による「カイロプラクティックの基礎教育と安全性に 関するガイドライン」で提示されている基準の教育を修了する必要があります。

 

カテゴリーIの4年制4200時間以上のカイロプラクティック教育を国内外のCCE認可である教育機関から受け、それを卒業する。
もしくは、カテゴリーIIのCCE認可の教育機関と提携による暫定教育(JAC※1承認のCSCプログラム※2や現在行われている安全教育プログラム※3)を修了することが義務付けられています。

日本国内では、2011年から教育修了後にJCR(日本カイロプラクティック登録機構)による登録試験(JCR-IBCE試験)に合格することが求められています。(※CSCプログラム修了生は2009年からです。)

※1について
Japanese Association of Chiropractorsの略で、一般社団法人日本カイロプラクターズ協会です。WHOが認めている世界カイロプラクティック連合(WFC)の日本代表団体として、国内におけるカイロプラクティックの教育や啓蒙活動、研究などを行っている団体です。

※2について
Chiropractic Standardization Courseの略で「カイロプラクティック標準化コース」の意味です。国内のWHO教育基準を満たさないカイロプラクティック学校卒業者に対し、レベルアップを目的に経過措置プログラムとして、JAC承認のもと2012年まで行われていました。

JAC承認のCSCプログラム(すべて2012年末で終了)

  1. JCA・オーストラリアRMIT大学: BCSc (conversion) 既に終了
  2. NICC・カナダCMCC: CSC Certificate 既に終了
  3. KCS・オーストラリアMurdoch大学: BHSc (Chiro) 既に終了
  4. 国際カイロプラクティックカレッジ・ITM: BCSc Diploma 既に終了*CSCの学位/修了書は、フルプログラム(CCE基準)の学位/修了書と同じではありません。あくまでも国内対象の一持的な経過措置プログラムで出されるものです。

※3について
このプログラムは、世界保健機関(WHO)によるカイロプラクティックのガイドラインで求められている安全な施術に必要な教育を受ける機会がなかった施術者を対象として、安全性と倫理性を担保するための医学講座および業務ガイドラインの周知徹底を図るための内容を提供していきます。 このプログラム修了後は、国際的な第三者試験委員会による試験を受験し、その合格をもってWHO基準を満たすカイロプラクターとして登録機関に登録されます。また、登録名簿を公開することで利用者が安全なカイロプラクティック施術者を選ぶ基準とすることができます。

 

簡単に言えば、世界的に認められている教育機関で4200時間以上の勉強を受ける、もしくはそれに準ずるプログラムを受けなければ「カイロプラクター」と名乗ってはいけないのです。

ちなみにJCR(日本カイロプラクティック登録機構)に登録されているカイロプラクターは2016年11月の時点でようやく500名を超えたところです。

これにJCRの登録は自由なので、登録はされていないけど正規のカリキュラムをクリアしている先生や、アメリカやオーストラリアで正規の資格を取得して日本で開業されている方もいらっしゃるのでおよそ国内には1,000人前後と言われています。

 

日本国内の学校

日本国内において、カイロプラクティックにまつわる法律が整備されていないために、誰でも資格という資格を持つことなしにカイロプラクティックを行うことが出来るのが現状です。

国内にある「カイロプラクティックが学べる」と謳っている学校のほとんどが2年もしくは3年間の学校ですが、人の健康を扱うのにそんなに短い勉強で大丈夫でしょうか?

なかには年に何回かあるセミナーに出て、その団体が主催している試験に合格すれば晴れて開業が出来ます!なんて謳っている団体すらあります。

もう恐ろしくて僕だったら絶対に身体を診てもらいたくありません。

 

ちなみに国内で正規のカリキュラムでカイロプラクティックを勉強することが出来るの学校は現在1校のみです。

東京カレッジ・オブ・カイロプラクティック(旧ロイヤルメルボルン工科大学日本校)です。

ちなみに僕の母校です。僕の時代は旧ロイヤルメルボルン工科大学日本校でした。

新橋のビルにある小さい学校ですが、カイロプラクティック専門教育プログラムが大洋州カイロプラクティック教育審議会(CCEA)から認可を取得しており(←ここが大事!)、全日4年制学校で、4200時間以上の勉学と300時間以上の付属の外来センターで実習を受けることができます。

旧ロイヤルメルボルン工科大学日本校の時は、オーストラリアの大学のカリキュラムを日本語に直したもので受けることができ、卒業時には本校であるオーストラリアの学位が2つもらうことが出来ました。(オーストラリアではこの2つの学位をもって、国家資格と同じような意味を成します)

しかしながら、現在はオーストラリアから独立しているために、オーストラリアの学位ではなく、日本独自で出しているD.C号となっています。このD.C号については色々国内外で意見が分かれているようなので、ここでは割愛します。

 

カイロプラクティックの現状

このように日本においてカイロプラクティックは無法地帯であるために、様々な自称カイロプラクターがいるということがお分かりいただけましたでしょうか。

これを読んでいるあなたも、明日カイロプラクティックのお店を開くと言っても、法律的に縛りがないので可能なことなんです。怖いですね。

だからこそ、怪しいカイロプラクターが存在し、そのような方が無理やり施術を行って痛みが悪化してしまったり、場合によっては高額な布団や枕を売りつけようとしているのです。こんなことされたら、カイロプラクティックが怪しくて、危ないものだと認識してしまいますよね。

極端なことを言えば、僕が持ている2つの学位も国内においては国家資格ではないので、無資格と言われればそこまでです。布団を売りつけようとする怪しいカイロプラクターと差別は出来ないのです。悲しいですね。

でもこのようなことをクライアントさんいにお話しすると、皆さんたいてい

「知らなかった!」
「たまたま当たりを引いたっていうこと?」

なんて言われます。
だって皆さん見分け方わかりませんものね。沢山あるカイロプラクティックは全部同じだと思っていますよね。

 

カイロプラクターの肩書と宣伝に気を付けろ

そして、こぞって自分がスゴイんだぞって見せつけて集客をしたいので(自分もその一人ですが笑)色々な肩書をつけてるのも見かけますね。

  • 国際基準(←僕です)
  • 厚生労働大臣認可
  • 〇〇組合公認
  • お金を払えば貰える海外の証書
  • セミナーとして数日行っただけの証明書
  • 〇〇(スゴイ先生とか医者)が認める

などなど。

少し前は国際基準って謳っているカイロプラクターは本当に国際基準の方しか使っていなかったのに、最近では結構怪しい人も国際基準って謳ってたりします。ようは素人が見てもわからないので、とりあえず書いておけばいいって思っているんでしょうね。もう本当にやめてほしい。

 

上手い人はうまい

でも、きちんとした資格を持っていなくても、きちんと勉強して上手い人はうまいんです。それは否定しません。

僕自身もセミナーなんかに出ると、そんな正規の資格はもっていないけれど、一生懸命勉強してきたり技術を磨いてきた人を見かけます。

だから頭ごなしに正規のカリキュラムを取っていない人を否定するわけではありません。でも、一般の人からみたら違いはますますわからないんですよね。

 

あとは、正規のカリキュラムが4年で勉強していることはカイロプラクティックの事だけではありません。

病理学(病気について)や、薬理学(薬について)、物理学(レントゲンの取り扱いなど)、なども一緒に学びます。これらを学ぶことによってカイロプラクティック以外の見方が出来るようになります。

そうすることで、カイロプラクティックが万能ではなく、時には医学が必要であったり、症状の危険性を即座に判断することが出来ます。

そういった意味で、前述の勉強されている先生方はカイロプラクティックの知識・技術は高くても、危険の察知能力や総合的な健康アドバイスに関して劣る部分があると感じています。

僕的にはカイロプラクティックは身体を多角的に診て、総合的に健康になってもらうための手段だと思っているので、なおさらその部分は必要だと感じています。

 

まとめ

僕はあなたにきちんとしたカイロプラクティックを受けてもらいたくてこの記事を書いています。

決して世の中の大多数の自称カイロプラクターを全否定しているわけではありません。でもきちんとした正規のカイロプラクティックを広めていくためにはこの違いは非常に重要になります。

カイロプラクティックを受けて悪化しただの、本当のカイロプラクティックと全く違うイメージをもってもらいたくないんです。

「今まで受けてきたことのあるカイロプラクティックと違う」

と言われるのは嬉しくも、悲しくもあります。

あなたが受けている、もしくは受けようとしているカイロプラクティックは正規のカイロプラクターによるものですか?

 

先進国でカイロプラクティックがこんなにも野放しになっているのは日本くらいだと諸外国から言われているのは悲しいです。

カイロプラクティックってすごいんです!素晴らしいんです!っていうのをひたすら広めたい想いです。

今度はカイロプラクティックの見分け方を書きたいと思うので、是非また読みに来てください!

 

参考
東京カレッジ・オブ・カイロプラクティック
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会
日本カイロプラクティック登録機構

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